消化器外科医を目指すあなたへ!!おすすめ教科書8選!!〈初期研修医~専攻医編〉

医師・医療者向け

消化器外科医を目指すあなたへ!!
おすすめ教科書8選(13冊)!!
〈初期研修医~専攻医編〉

※こちらの記事は、医療者向けの記事となっております。医師あるいは医療従事者以外にはあまり役に立たない情報ですので、それ以外の方は気が向けば閲覧ください。

今回は、現役消化器外科医である私が!!
今までに使用してきた教科書で消化器外科を目指す初期研修医~専攻医1年目)個人的にためになった教科書についてご紹介したいと思います!!!

また、以下の情報は2023/7/6時点での内容になります。内容が変わっている可能性がありますので、ご注意ください。

以下、今回の目次です。

教科書の扱い方

最初に申し上げますは、教科書紹介するって言ってなんやねん!!って感じですが、

教科書はあくまで補助的な扱いです。

学びの中心は臨床にあります。

正直、実践に勝ることはありません。

最初からできる人間はいません。このため、最初は上級医の行動・指示に従うほかないと思います。

消化器外科に限らず、外科医は総じて手術に時間がとられ、その合間、手術後に病棟を確認し、
自分に使える時間はかなり限られています

このため、なので優先順位をつける必要があります。

そして1番優先するべきは、

「自分・上級医が行った診療行為・治療方針をなぜそうしたのか。どういう風に考えたのか

明確にすることです。

教科書は正直、二の次でいいと思います。

その理由は、上記のほか、「教科書通りに事が進むことはあまりない」からです。

また、時間がない分、教科書も選ばないといけません。今回は、その一助になればと思います。

そして、今回は初期研修医~専攻医1年目に読むといいと思う教科書をまとめました!!

それではここから、教科書の紹介です!!参考にしてください!!

癌取り扱い規約抜粋 消化器癌・乳癌 抜粋版

1つ目の紹介は、「癌取り扱い規約抜粋 消化器癌・乳癌 抜粋版」です!!

文献情報

タイトル:癌取り扱い規約抜粋 消化器癌・乳癌 抜粋版

編集:金原出版編集部

出版社:金原出版

発行年:2023年

最新版:第14版

ページ数:296ページ

定価:4,400円

公式:癌取扱い規約抜粋 消化器癌・乳癌 第14版 | 金原出版 (kanehara-shuppan.co.jp)

評価

対象は初期研修医~専攻医。

使用方法:辞書的

本書も消化器外科医であれば、全員と言っていいほど持っている本です。

各消化器癌(食道・胃・大腸・肝・胆道・膵)および乳癌における所属リンパ節番号およびTNM分類、Staging、標本の取り扱いについてこの1冊ですべて網羅しています。

そして、A6サイズとポケットサイズで、最初は常に持ち歩く必要がある本です。

あくまで治療に結びつけるためのStagingを行うための本であり、治療についての記載は一切ありません

治療については次号に説明する診療ガイドラインを参考にしてください。

使用頻度がかなり多いため、使っているうちにリンパ節番号もStagingも覚えていきます。

というか、それぐらいに使わないといけない本であり、必携の一冊です!!!

最初は抜粋版のみでいいかと思います。


シリーズ診療ガイドライン

2つ目の紹介は、「シリーズ診療ガイドライン」です!!

文献情報(例:食道癌)

タイトル:シリーズ診療ガイドライン(食道癌→食道癌診療ガイドライン)

著者:各種学会(食道癌→日本食道学会など)

出版社:金原出版

発行年:ガイドラインによる(食道癌:2022年)

最新版:ガイドラインによる(食道癌:第5版)

ページ数:ガイドラインによる(食道癌:176ページ)

定価:ガイドラインによる(3,520円)

公式:シリーズ:診療ガイドラインの書籍一覧 | 金原出版 (kanehara-shuppan.co.jp)

評価

対象は初期研修医~専攻医~専門医。

使用方法:辞書的、読み物的

年々更新される診療ガイドライン。いわゆる、日本における癌(シリーズは消化器癌に限らない)治療のベースとなるルールブックです。

ルールを知らなければ、治療方針を決めることはできません。

・どのような症例が手術の適応となるのか。
・手術適応でなければ、治療方針は?
・化学療法のレジメンは?
・手術はどこまでが必要な切除範囲になるのか。

などなど...

エビデンスに乗っ取った治療方針を決めるのに必携になります。

ルールは各癌によって年々変化します。

そして、癌取り扱い規約のように抜粋版があるわけではないため、それぞれ購入する必要があります。

このため、最初は回っているグループのものだけ購入すればいいかと思います。


エビデンスに基づいた胆道癌診療ガイドライン 改訂第3版

ただし、消化器癌の中で胆道癌だけは、診療ガイドラインが金原出版から出版されていません。

その代わり、日本胆道外科学会から出版されている「エビデンスに基づいた胆道癌診療ガイドライン 改訂第3版」がありますので、下記にリンクを張っておきます。

注意してください。

公式:医学図書出版-書籍・消化器-エビデンスに基づいた 胆道癌診療ガイドライン 改訂第3版 (igakutosho.co.jp)


イラストレイテッド外科手術 -膜の解剖から見た術式のポイント-

3つ目の紹介は、「イラストレイテッド外科手術」です!!

文献情報

タイトル:イラストレイテッド外科手術 -膜の解剖から見た術式のポイント-

著者:篠原 尚、水野 惠文、牧野 尚彦

出版社:医学書院

発行年:2010年

最新版:第3版

ページ数:500ページ

定価:11,000円

公式:イラストレイテッド外科手術 第3版 | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院 (igaku-shoin.co.jp)

評価

対象は初期研修医~専攻医~専門医。

使用方法:辞書的、読み物的

本書は、消化器外科医であれば、全員と言っていいほど持っている手術書の成書です!!!

正直わかりやすいかどうかでいうとわかりにくいと思います。

しかし、上級医が持っているということは、上級医がこれをベースに話をしてきます。

本書を理解するために、ほかの教科書を必要とすることは多々ありますが、持っていて間違いない教科書の1つではあると言えます。

また、本書は縮刷版がありますが、縮刷版で十分であり、扱いやすいと思います。


ブラッシュアップ急性腹症

4つ目の紹介は、「ブラッシュアップ急性腹症」です!!

今までは悪性疾患の治療方針決定に必要な書物を紹介しました。

本書は良性疾患の診断・治療方針におけるおすすめの教科書です!!

文献情報

タイトル:ブラッシュアップ急性腹症

著者:窪田 忠夫(東京ベイ浦安市川医療センター 外科)

出版社:中外医学社

発行年:2018年

最新版:第2版

ページ数:412ページ

定価:5,280円

公式:中外医学社 | 書籍詳細 (chugaiigaku.jp)

評価

対象は初期研修医~専攻医。

使用方法:読み物的

消化器疾患(特に良性疾患)の診断・分類・鑑別・対応についてエビデンスに乗っ取ってわかりやすく、紹介してくれています。

ちなみに、消化器外科に焦点を絞った「ブラッシュアップ急性期外科」という教科書もあります。

文字も大きく読みやすくわかりやすいです。

外科においては、最初に対応できなければいけない虫垂炎や腸閉塞などのcommon deseaseについて網羅しているため、最初の段階では非常に有用な教科書です。

また、消化器外科は消化器内科との連携が大事であり、どういった場面でコンサルトしあうべきかについても、ざっくりと理解できるかと思います。(最終的には施設ごとのルールがあると思いますので注意ください。)


消化器・一般外科におけるCommon Diseaseの手術 –エルステから高難度まで–

5つ目の紹介は、「消化器・一般外科におけるCommon Diseaseの手術 –エルステから高難度まで-」です!!

文献情報

タイトル:消化器・一般外科におけるCommon Diseaseの手術 -エルステから高難度まで-

出版社:金原出版

発行年:2021年

雑誌名:手術

号:2021年04月臨時増刊号(75巻 04号)

ページ数:414ページ

定価:8,800円

公式:手術:消化器・一般外科におけるCommon Diseaseの手術:2021年04月号(75巻04号)の雑誌案内 | 金原出版 (kanehara-shuppan.co.jp)

評価

対象は初期研修医~専攻医。

使用方法:読み物

タイトルに「エルステから」とありますが、「エルステ」とはドイツ語「Erste」で「最初の」を意味します。

つまりは、エルステ手術という言葉は、その人にとっての最初の執刀症例を言うときに医療業界で用いられる言葉です。

本書は、良性疾患(虫垂炎・肛門疾患・鼠経ヘルニア・胆嚢炎)についての解剖・治療方針・手術方法・注意事項についての解説をしてくれています。

特にCommon Diseaseの解剖について解説があるのが、押しポイントです。

やはり外科を志し始めた若手医師にとっては、イラストレイテッドは個人的にはわかりにくいと思いますが、本書はフルカラーで解説しており、イラストレイテッドをより理解するのに有用です。

※以下より購入可能です。

消化器・一般外科におけるCommon Diseaseの手術
消化器・一般外科におけるCommon Diseaseの手術の画像
消化器・一般外科におけるCommon Diseaseの手術の画像

鼠経部ヘルニアの手術(編集:沖永 功太)

特に鼠経ヘルニアについては、非常に多様な術式があり、それは施設・術者ごとの考え方で術式が異なります

また、鼠径部の解剖は複雑であり、最初は理解が難しいと思います。

しかし、誰もができるべき手術の1つです。

そのため、私は鼠経ヘルニアの教科書は別に持っておいてもいいと思います。

そこで、私がおすすめする教科書が「鼠経ヘルニアの手術」です。

対象は専攻医。

本書は大判の教科書で、解剖・各術式について丁寧に詳しく書いています

少し値が張ります(定価:15,400円)が、おすすめできる内容になっています!!

公式:


-消化器疾患に対する腹腔鏡手術- 術野形成の基礎固め

6つ目の紹介は、「-消化器疾患に対する腹腔鏡手術- 術野形成の基礎固め」です!!

文献情報

タイトル:-消化器疾患に対する腹腔鏡手術- 術野形成の基礎固め

編集:白石 憲男、二宮 繁生

出版社:メジカルビュー社

発行年:2020年

ページ数:336ページ

定価:9,900円

公式:メジカルビュー社|消化器外科|消化器疾患に対する腹腔鏡手術 術野形成の基礎固め (medicalview.co.jp)

評価

対象は初期研修医~専攻医。

使用方法:読み物

本書は腹腔鏡手術における各術式の考え方や手術手順について学ぶことができます。

術野展開は個々の症例の術中におけるオリエンテーション(解剖学的認識)を把握するうえで非常に重要な項目です。

そして、どういった術野展開が好まれ、術野展開において注意するべき点はどこにあるかなど、術者だけでなく、前立(第1助手)、スコピストが共通認識として持つべき知識について学ぶことができます。


これだけは読んでおきたい! 消化器外科医のための重要論文223篇<大腸肛門外科編>

7つ目の紹介は、「これだけは読んでおきたい!消化器外科医のための重要論文223篇<大腸肛門外科編>」です!!

このほかにも〈肝疾患編〉や〈胆・膵編〉などがあります。

文献情報

タイトル:これだけは読んでおきたい!消化器外科医のための重要論文223篇<大腸肛門外科編>

編集:石原聡一郎、上野秀樹、山口茂樹、金光幸秀、川合一茂、山田岳史、畑啓介、松圭二、問山裕二、衛藤謙、山名哲郎

出版社:シービーアール

発行年:2021年

ページ数:256ページ

定価:6,600円

公式:これだけは読んでおきたい! 消化器外科医のための重要論文223篇<大腸肛門外科編>|株式会社シービーアール (cbr-pub.com)

評価

対象は専攻医です。

使用方法:読み物

今まで、解剖、解剖と言ってきましたが。

手術で1番大事なものはまさに解剖です!!

しかし、解剖は人の数だけあってもいいと言っても過言ではありません。

要は、人によって解剖は違い、人によって手術は変わります。

人によって解剖は異なりますが、今までの研究結果により、解剖学的異常(大多数とは異なる解剖学的違い)で多いものを把握すれば、術前に画像評価で把握でき、個々にあった適切な手術プランを計画でき、手術中にも慌てることなく適切に対応できます!!!

本書は、これらの解剖学的異常などを知ることができ、上級医たちが話している内容についていくことができるようになります。

専門的であるため、初期研修医は正常解剖を学ぶことの方が大事だと思いますので、専攻医向けに思います。


ICU実践ハンドブック –病態ごとの治療・管理の進め方 改訂版

8つ目の紹介は、「ICU実践ハンドブック 改訂版」です!!

ICUの教科書で有名なものはこのほかに「MARINO’s The ICU book(ICUブック)」がありますが、こちらはより辞書的であり、個人的にはとっつきやすいのは「ICU実践ハンドブック」の方であると思います。

なので、今回は「ICU実践ハンドブック」についてのご紹介です。

文献情報

タイトル:ICU実践ハンドブック -病態ごとの治療・管理の進め方 改訂版

編者:清水敬樹

出版社:羊土社

発行年:2019年

最新版:第 版

ページ数:719ページ

定価:7,260円

公式:ICU実践ハンドブック改訂版〜病態ごとの治療・管理の進め方 – 羊土社 (yodosha.co.jp)

評価

対象は初期研修医~専攻医~専門医。

使用方法:辞書的、読み物的

本書は、ICU管理において全体的に網羅できる1冊です。読み物としても読みやすく、ICUで出会う理解病態の原理なども理解ができます。

なぜ、ここでICUの教科書を紹介したかというと、消化器外科はICUに至る症例が多く、ICU管理ができなければ、管理の面で人を殺すことになってしまうからです。

逆に言えば、ICU管理ができれば、一般病棟でも管理の面で重症化するリスクを下げられ、適切な管理ができるようになると思います。

なので、どんなICUの本でもいいですが、自分にとってわかりやすい1冊を持ち、理解を深めてもらうことをお勧めします。

私にとっては、この1冊をおすすめさせていただきます。


MARINO’s ICU book 4th. edition (ICU ブック 第4版)

前述の通り、こちらはより辞書的な使い方になります。

ただ、ICU管理においてバイブル的存在であるため、ICUに興味が出れば、持っておいてもいいと思います。

値段は定価 12,100円になります。

公式:(MEDSi)株式会社 メディカル・サイエンス・インターナショナル / ICUブック 第4版


FCCSプロバイダーマニュアル

もう一つ紹介が「FCCSプロバイダーマニュアル」です!!

FCCSは米国集中治療医学会(SCCM:Society of Critical Care Medicine)が行っているoff the job training course の一つです。

FCCSは「Fundamental Critical Care Support」の略で、Fundamentalつまりは集中治療における基礎が学べる資格になります。私も資格を持っています。

この資格を持っていると、病院が加算を取れて、儲かるので重宝される存在になりますよ(笑)

ここで用いられる教科書がFCCSプロバイダーマニュアルであり、これも非常に有用でおすすめの教科書になります。

教科書は販売しておりますので、資格を受けずとも入手可能です。

資格は下記リンクから受講できますので検討ください。

FCCS運営委員会(FCCS)| JSEPTIC 特定非営利活動法人 日本集中治療教育研究会

FCCSセミナー情報 | JSEPTICー特定非営利活動法人 日本集中治療教育研究会

※応募は抽選になり、何度か応募する必要があるかもしれません。


その他のおすすめ教科書

もう迷わない! 外科医けいゆう先生が贈る初期研修の知恵 (クリニカル・ベース・レジデント シリーズ) 単行本 – 2019/9/14

こちらは、外科を志す初期研修医や外科に興味がある、あるいは迷っている研修医に読んでいただきたい1冊です。

外科医でありながら、積極的にメディア発信されているけいゆう先生(山本健人先生)の本です。

外科医のキャリアプラン、今後どのようなことをしていかないといけないのか、どういう風にすれば効率的かなどを学ぶことができます。


最後に、医師の目線で

今回、私が外科医として使用してきた数多の教科書の中からおすすめの教科書をまとめてみました!!

最初にも申し上げましたが、まず大事なのは臨床で経験したことを明確に理解することです。

それを理解したうえで、余りある時間を有意義に使えるように活用していただければと思います。

ぜひ、使ってみてください!!

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“消化器外科医を目指すあなたへ!!おすすめ教科書8選!!〈初期研修医~専攻医編〉” への2件のフィードバック

  1. 高須 良雄のアバター
    高須 良雄

    長年の経験で、外科の上達は、先輩の手術をみること、これにつきます。ひと昔前の大学病院は、第一外科 第二外科 何とか外科、といろいろ分かれていましたが、こんなこと、お構いなしに、他外科の手術の見学を。それも、ただ覗き込むだけではだめ。手洗いして、第4助手 あるいは邪魔扱いされても第5助手として潜り込む。これにかぎります。
    その分自分の患者の経過観察・予後などをみる時間が少なくなります。しかし、外科医の第一は手術ができることです。もたもたしていると、すぐに、体力的に外科医をやってられなくなります。6時間~12時間~の手術ができるのは55歳前です。その後は、手術の半部をやって、偉そうに、“あとは頼んだよ” で、引っ込んでしまいます。

    1. Cine-surgeonのアバター
      Cine-surgeon

      高須様
      コメントしていただきありがとうございます。
      手術は大まかな流れはあれども、細かい手順などは医師ごとに、施設ごとに異なります。
      これらはすべて教科書には載っていないことです。手術動画もありますが、術者の手の動きなどは動画にも載っていないことです。
      これらを学ぶためには、できるだけ近くで手術を見学するしかないと私も思っております。
      このような姿勢は病棟管理を学ぶ上でも大事であると思っております。
      半人前でありながら、上から目線になるような返信で失礼いたしました。
      この度は貴重なご意見、経験をお聞かせいただき、非常にためになります。少しでもこのコメントが皆さんの糧になればと思っております。
      コメントありがとうございました。

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コメント

  1. 高須 良雄 より:

    長年の経験で、外科の上達は、先輩の手術をみること、これにつきます。ひと昔前の大学病院は、第一外科 第二外科 何とか外科、といろいろ分かれていましたが、こんなこと、お構いなしに、他外科の手術の見学を。それも、ただ覗き込むだけではだめ。手洗いして、第4助手 あるいは邪魔扱いされても第5助手として潜り込む。これにかぎります。
    その分自分の患者の経過観察・予後などをみる時間が少なくなります。しかし、外科医の第一は手術ができることです。もたもたしていると、すぐに、体力的に外科医をやってられなくなります。6時間~12時間~の手術ができるのは55歳前です。その後は、手術の半部をやって、偉そうに、“あとは頼んだよ” で、引っ込んでしまいます。

    • Cine-surgeon より:

      高須様
      コメントしていただきありがとうございます。
      手術は大まかな流れはあれども、細かい手順などは医師ごとに、施設ごとに異なります。
      これらはすべて教科書には載っていないことです。手術動画もありますが、術者の手の動きなどは動画にも載っていないことです。
      これらを学ぶためには、できるだけ近くで手術を見学するしかないと私も思っております。
      このような姿勢は病棟管理を学ぶ上でも大事であると思っております。
      半人前でありながら、上から目線になるような返信で失礼いたしました。
      この度は貴重なご意見、経験をお聞かせいただき、非常にためになります。少しでもこのコメントが皆さんの糧になればと思っております。
      コメントありがとうございました。

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