最弱だけど、やるときはやるかわいいシリアルキラー「スクリーム」病院に潜むシリアルキラーとは?

映画

今回のテーマは映画「スクリーム(原題:Scream)」です!!

★4/★5 感想&ネタバレ「スクリーム」

本作品は、パート1に始まり、映画としては5作品も続いている作品です。

今では、NETFLIXでドラマとしても3シーズン続いています。(こっちは、まだ見れていません)

大好きな作品なので、評価は★4/★5です!!!!

私はホラーがすごく好きなんですが、コメディー要素が含まれた作品が特に好きです。この作品はホラーとしてはしっかり怖がらせてきますが、ほかのホラー作品をいじったようなパロディー的発言が多く飛び交います。

要はホラー初心者が見やすく、ホラーを見慣れた方もパロディー的要素ですごく楽しめる作品です。

以下の項目にのっとって、話を進めていきたいと思います。

作品情報

タイトル:スクリーム(原題:Scream)

公開日:1996年

国:アメリカ

ジャンル:ホラー

監督:ウェス・クレイブン(Wes Craven)

脚本:ケヴィン・ウィリアムソン(Kevin Williamson)

対象年齢:全年齢向け

出演者:R指定(成人向け)

  • ネーヴ・キャンベル(Neve Campbell) – シドニー・プレスコット役
  • ローズ・マッゴーワン(Rose McGowan) – テイタム・ライリー役演
  • コートニー・コックス(Courteney Cox) – ゲイル・ウェザーズ役
  • デヴィッド・アークエット(David Arquette) – デューイ・ライリー役
  • ジェイミー・ケネディ(Jamie Kennedy) – ランディ・ミークス役
  • スクート・フォーリー(Skeet Ulrich) – ビリー・ルーミス役
  • マシュー・リラード(Matthew Lillard) – スチュアート・マーカー役

上記以外にも、多数の脇役や端役が出演しています。

劇中歌:日本で有名なものはありません。

    例えば、Gus -「Don’t Fear the Reaper」などがあります。

引用:Youtubeより引用

劇中歌:

① Gus -「Don’t Fear the Reaper」

② Nick Cave & The Bad Seeds -「Red Right Hand」

③ Alice Cooper -「School’s Out」

あらすじ(ネタバレなし)

冒頭は、町はじれの一軒家で始まります。ケイシーという女性にある男から電話がかかってきます。男は名乗らず、ホラー映画を話題にケイシーをナンパします。すると、男はいま家の近くにいると経緯シーに伝え、ケイシーは気味悪がり電話を切ります。何度も電話を切ろうとしますが、何度もかかってきて、男の態度が豹変します。男は電話を切れば、殺すといい、彼氏の話題になりました。男は彼氏についても詳しく知っており、庭の電気をつけることを要求します。電気をつけると、そこには椅子に縛り付けられた彼氏の姿が、、、。恐怖に怯えながら、電話に答えます。男はホラー映画に関するクイズを出してきました。正解すれば、彼氏もケイシーも助かると。ケイシーは必死に答えますが、間違えてしまいます。まず、彼氏が無残に殺されてしまいました。次の質問は、どこにいるでしょう?です。これについては答えることもなく、ケイシーは逃げます。ここで、ゴーストフェイスの殺人鬼(以下、ゴーストフェイス)に追われ、最後には彼氏同様、無残な死を遂げます。これがプロローグになります。

ここでシーンは移り、物語はウッズボロという平和な町で始まります。主人公のシドニー・プレスコットは、高校生であり、母親が1年前に殺害されたトラウマを抱えています。ある日、シドニーは友人たちと一緒にビデオを観ようと電話で話しますが、続いて謎の電話がかかってきます。シドニーは彼氏のビリーだと最初は疑いますが、違うといわれます。男の質問は「どこにいるでしょう?」でした。男は玄関先と答え、シドニーは冗談だと言って玄関先に向かいますがそこには誰もいません。男は続けて、母の死を侮辱します。その直後、ゴーストフェイスが現れ、シドニーを襲います。

シドニーはゴーストフェイスから助かることができるのでしょうか。犯人の正体とは、、、

というのが、あらすじ。

感想

この映画の魅力は2つあると思っています。

1つ目は、殺人鬼のかわいらしさです。これは見てみないと言っている意味が分からないと思いますが、とにかく今までホラー映画で出会ってきた殺人鬼の中でおそらく最弱です(笑)

普通に襲っている最中に抵抗されて、負けます。女性のグーパンで、倒れます。

あー、やっぱ、中身は人間なんだなー(笑)って思います。

ただ、やることはちゃんとやるので、殺しはしっかりグロいです。このギャップがちゃんとA級の映画なんだなっと思います。結構、普通に怖いと思います。

なので、ホラー映画が苦手でもホラー映画が見たいという人には見やすい映画かなと思います。

2つ目は、パロディ要素が多いことです。

劇中では、キャストがホラー映画をいじるような発言が多く見られます。

例えば、冒頭は女性が襲われるシーンから始まります。そこで、女性は犯人と電話で受け答えし、多くのホラー作品が登場します。女性は犯人に「誰なのと?」と尋ねますが、犯人からは「ほんとにホラーファンかよ。殺してって言ってるもんだぜ。」とホラー映画あるあるを言います。

このようなホラー映画にまつわるあるあるなどをいじる様な表現で使われており、これを楽しむのも、ホラーファンとしては楽しみ方の一つであると思います。

ホラー映画としてしっかり怖い映画でありながら、コメディー要素も強く、非常に他の楽しい作品です。こういう作品が好きなので★4/★5とさせていただきました。

ネタバレする前に見たい方は、ぜひここまでで一回見ていただきたいです。

この作品を見るには?

この作品を見るには、U-NEXT・NETFLIX等のサブスクリプションで見ることができます。

しかし、ドラマ版「スクリーム」はU-NEXTでレンタル、NETFLIXで見放題であるため、NETFLIXの方が作品全体を網羅できるかもしれません。

※注意:この情報は2023年5月16日時点での情報です。閲覧されたタイミングで情報が変わっている可能性もありますのでご注意ください。

シリーズ

「スクリーム」シリーズには、このほかにもパート2~5があります。

そのほか、テレビドラマ化もされており、こちらも全3シーズンがあります。

また、この映画のパロディ映画として「最終絶叫計画(原題:Scary movie)」も有名です。こちらも全5作品も作られています。こちらは様々なホラー映画のパロディーを含んだ作品です。

また、2023年3月10日にアメリカにて「Scream 6」が公開されました。こちらは日本ではまだ未公開です。公開が待ち遠しいですね(笑)

このように「スクリーム」は約30年にもわたって、人気を維持し続けているのがわかりますね!!

スクリーム6 予告PV

引用:Youtubeより引用

スクリーム6を見るには?

スクリーム6は現在、日本でも公開され、
NetflixやU-NEXTなどの動画配信サイトでも視聴可能です!!

裏話・撮影秘話・豆知識

① 途中のセリフの変更

「スクリーム」では、キャストが自由に台詞を変更することが許されました。特にマシュー・リラード演じるスチュアート・マーマンは、彼自身のアドリブが多く取り入れられ、コメディリリーフ的な要素を持ったキャラクターとなりました。

アドリブは聞いたことがありますが、キャストが自由にセリフを変更していいというのはあまり聞いたことがないですよね。

② ホラー映画のルール

作品中には「ホラー映画のルール」というワードが飛び交います。これは今までのホラー映画はこういうものだと皮肉ったものです。これは作品内の伏線でもあり、このワードが後でどういうように表現されるかも楽しみにして、話を見ていくと面白いかもしれません。

また、これはいわゆるあるあるでありため、覚えておくと、今後、ホラー映画を楽しむ要素になると思います。(日本のホラーではあまり関係ありませんが)

この作品が好きなあなたに紹介する作品!!

この作品が好きなあなたはきっと、
ホラーにちょっとコメディー要素を求めている方かもしれません!!

そんなあなたに紹介する作品はこちら!!

「ショーン・オブ・ザ・デッド」(現在、記事作成中)

こちらはゾンビ物の映画になりますが、
むしろコメディー要素の方が強く、ホラー初心者向けになります!!

家族やカップル、友達同士でも、見やすい作品ですのでどうぞご覧ください!!

作品全容(ネタバレ)

あらすじの続きになります。

シドニーはゴーストフェイスに抵抗しながらも、逃げることに成功します。その直後、ベランダを上ってきたビリー(シドニーの彼氏)が現れました。叫び声が聞こえて慌てて助けに来たと彼は言いますが、ポケットから携帯電話が落ち、シドニーはビリーが殺人鬼であると疑い、慌てて玄関に向かって逃げます。玄関を開けるとそこにはゴーストフェイスが、、、。と思ったら、通報で駆け付けた保安官デューイが立っていました。ビリーは容疑者として逮捕されてしまします。

ビリーは無実であると主張しましすが、保安官はなかなか信用してもらえません。それどころか。その夜、シドニーの母親の殺害現場に似た殺人事件(プロローグの内容)が起こっており、ケイシーおよびその彼氏の殺人についても、犯人ではないかと疑われます。ビリーは父親とともに無実を主張し、携帯電話の履歴で証拠不十分となり、釈放されます。

一連の事件を受け、ウッズボロは殺人の話題で持ちきりになります。シドニーに取材をしようと多数の報道陣が駆け付け、その中にはシドニーの母の報道を全面的に行った人気報道官であるゲイルもいました。ゲイルはその後もしつこくシドニーから話を聞き出そうとしますが、親友のテイタムとその兄であるデューイともに話をそらしながら、生活します。

そこで、ゲイルはデューイから情報を得ようと近づきます。その時、一連の事件から高校は当面の間、休校になるとの放送が流れました。そこで、スチュアート(テイタムの彼氏)は高校の友人を家に招き入れ、パーティーを開くことにしました。

スチュアートの家でパーティーが開かれます。そこにはビリー以外の友人多数が招かれます。デューイはシドニーを守る役目としてパーティーに出席します。ところが、かなり抜けているデューイはゲイルにデレデレであり、ゲイルを連れてきてしまいます。

これで、ゴーストフェイスの殺人劇が始まります。パーティーのさなか、まず、親友であるテイタムがその餌食となります。ここでビリーがパーティーを訪れ、シドニーに仲直りを申し出ます。シドニーはそれを承諾し、2階の寝室でセックスに発展します。ことが済み、ふたりが話していると、ビリーの後ろにゴーストフェイス現れ、ビリーを滅多刺しにし、ビリーは殺害されます。続いて狙われたのは、シドニーです。シドニーは必死で逃亡しますが、その過程でどんどん周りの人間は殺害されていきます。

そして、事態は最終場面になりました。

シドニーは最終的に家内に逃げ、そこで瀕死で立ち上がったビリーに出会います。生きていたビリーに安堵するシドニーでしたが、ビリーは何もなかったように立ちあがり、ただの血のりであるといい放ちます。そう、犯人はビリーでした。改めて、シドニーは逃げます。そこでスチュアートと出会い、助けを求めますが、スチュアートは共犯者だったのです。つまり、ゴーストフェイスは1人だけではなく、ビリーとスチュアートが共犯で行っていた殺人鬼だったのです。

シドニーはビリーに動機を尋ねます。ビリーの動機はシドニーの母親がビリーの父親と寝たことにより母親が出て行ってしまったことでした。シドニーの母親殺しもビリーが犯人だったのです。ここで、ビリーとスチュアートは計画を最終段階に移します。

それは、自分たちのアリバイ作りです。二人は見せかけの犯人として失踪していたシドニーの父親を連れてきます。失踪ではなく、監禁されていたのです。二人はお互いのアリバイ作りのため、自分たちの脇腹を交代ばんこにナイフで刺しあいます。その後、シドニーを殺して終了の予定でした。

ところが、殺したはずのゲイル・ランディ(友人の一人)は何とか生きており、シドニーは二人と力を合わせて、スチュアートとビリーを倒し、舞台は幕を閉じます。

ここで、パート1は終了し、続きはパート2へ、、、

ヘルスケア・シリアルキラーって?

今回は、「シリアルキラー」についての話をしたいと思います。

シリアルキラーとは?

シリアルキラー(serial killer)はserial(連続的な)+killer(殺人鬼)と書かれるように、
日本語訳では「連続殺人鬼」となります。

これは、複数の殺人をそれぞれ別時期に行ったものであり、
同時に大量の殺人を行う「大量殺人」とは区別される言葉になります。

このため、本作品の殺人鬼はシリアルキラーになります。

では、ヘルスケア・シリアルキラーって?

そして、シリアルキラーには「ヘルスケア・シリアルキラー」と言われる分類があります。
これは、先ほどのシリアルキラーが医療従事者で、医療の現場を通して連続殺人を行った場合に用いられます。

代表的なヘルスケア・シリアルキラーに
チャールズ・カレン(Charles Edmund Cullen)が挙げられます。

チャールズ・カレンの犯行

チャールズ・カレンは生後間もなく父の死を経験し、幼少期からいじめを受け、
大人になってからも周囲になじめない生活を送っていました。

その後、精神的に異常を来たし、自殺未遂を繰り返すようになり、
さらには医療行為を通じてシリアルキラーとなる。

彼の犯行は主に点滴内に過剰に薬剤を投与することで行っていた。

使われていた薬剤はインスリン・ジゴキシン・アドレナリン(エピネフリン)などでした。

彼はこれにより、犠牲者は400人以上にも及ぶのではないかと推定されています。

インスリンは、体内でも膵臓で産生される物質です。

その作用は、主に細胞内に糖を取り込むことであり、
体外から投与することで糖尿病患者の血糖値をコントロールすることができます。

つまり過剰に摂取することで、低血糖状態となり、放置すれば最終的に昏睡・心停止に至ります。

ジゴキシンは心不全に対して用いられる強心薬です。

ジゴキシンは心筋(心臓を構成する筋肉)の収縮に大きく影響するカルシウムの取り込みを増強することで、心筋の収縮力を増強する薬剤です。

過剰摂取すると、ジギタリス中毒と呼ばれる状態となり、不整脈から心停止に至る場合があります。

アドレナリンは、カテコラミンと呼ばれる循環作動薬の一種であり、その中でも最も強い薬剤です。

カテコラミンは血管を収縮させたり、心機能を増強することによって、
血圧などの循環を増強するための薬剤になります。
カテコラミンには複数の薬剤が含まれますが、その効果を考えて、場面場面で使い分けることになります。

その中でも、アドレナリンは心停止時の蘇生時に投与される薬剤(その他にはアナフィラキシーショック時などに使用)であり、
一度止まった心臓を再度動かすとなると、その力の強力さはイメージがつくかと思います。

過剰投与すると、致死性不整脈の原因となり、心停止に至る場合があります。

チャールズ・カレンの事件をもとにした映画

この事件をもとにした映画としては、
〇Netflix「キラー・ナース その狂気を追跡する(原題:Capturing the Killer Nurse)」(2022年)
〇Netflix「グッド・ナース(原題:The Good Nurse)」(2022年)

最後に

今回は、医療関連のシリアルキラー、ヘルスケアシリアルキラーについてご紹介しました!!

病院について怖がらせてしまうかもしれませんが、
私が出会った医療従事者たちは皆さん熱心な方ばかりです(笑)

安心して、受診してくださいね!!

プロフィール

はじめまして!Cine-surgeonです!!

Cine-surgeonの経歴・趣味・一言を乗せた写真
Cine-surgeonのプロフィール

コメントを残す コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

新着記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました