今回のテーマは映画「バック・トュ・ザ・フューチャー(原題:Back to the Future)」です!!
★5/★5 感想&ネタバレ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」|往年の名作はお決まりの連続
本作品は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」の3部構成になっています。
自己紹介文を除いて、私の初投稿として、私が大好きなそのパート1となる「バック・トゥ・ザ・フューチャー」について感想を述べていきたいと思います。
大好きな作品なので、評価は★5/★5です!!!!(ただただ個人的に大好きなので、そりゃそうですよね 笑 )
以下の項目にのっとって、話を進めていきたいと思います。
作品情報
タイトル:バック・トゥ・ザ・フューチャー(原題:Back to the Future)
公開日:1985年
国:アメリカ
ジャンル:SF
監督:ロバート・リー・ゼメキス(Robert Lee Zemeckis)
脚本:ロバート・リー・ゼメキス(Robert Lee Zemeckis)およびボブ・ゲイル(Bob Gale)
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)
対象年齢:全年齢向け
出演者:
- マイケル・J・フォックス(Michael J. Fox):マーティ・マクフライ役、「ファミリー・タイズ(Family Ties)」(1982-1989)、「スピン・シティ(Spin City)」(1996-2000)など
- クリストファー・ロイド(Christopher Lloyd):エメット・”ドク”・ブラウン役、「タクシードライバー(Taxi)」(1978-1983)、「アダムス・ファミリー(The Addams Family)」(1991)など
- リー・トンプソン(Lea Thompson):ロレイン・ビェンス役、「キャロライン in N.Y.(Caroline in the City)」(1995-1999)、「スイッチド・アット・バース(Switched at Birth)」(2011-2017)など
- トーマス・F・ウィルソン(Thomas F. Wilson):ビフ・タナー役、「ウイングス(Wings)」(1990-1997)、「フリー・ライド(Freaks and Geeks)」(1999-2000)など
- クリスピン・グローヴァー(Crispin Glover):ジョージ・マクフライ役、「リバー・ワールド(River’s Edge)」(1986)、「アメリカン・ゴッズ(American Gods)」(2017-2019)など
上記以外にも、多数の脇役や端役が出演しています。
主題歌:Huey Lewis & The News「The Power of Love」
劇中歌:Chuck Berry 「Johnny B. Goode」
あらすじ(ネタバレなし)
舞台は1985年のヒルバレ―(架空の都市)。主人公のマーティ・マクフライはやや無鉄砲で自分勝手な一面を持つ普通の高校生。そんな彼は友人のエメット・ブラウン(愛称:ドク)がタイムマシン(デロリアン)を作ったことを知り、その実験記録を動画に収めるために実験に立ち会います。タイムマシンの構造を説明される中で、タイムトラベルを行うには1.21ジゴワットという電力が必要であり、そのために核燃料であるプルトニウムが使用されていることを知りました。
その直後、ドクは自分自身を殺害しようとする組織が現れ、ドクは殺害されてしまいます。ドクはテロリスト組織からプルトニウムをだましとっていたのです。その場に居合わせたマーティもテロリストに追われ、慌ててデロリアンに乗り込んで逃げたところ、タイムマシンが起動して過去にタイムトラベルしてしまいます。
たどり着いた先は1955年のヒルバレー、マーティ―の彼の両親が出会った年です。しかし、マーティが自分の両親の出会いの場面で介入してしまい、未来が大きく変わってしまいます。マーティは、未来を元に戻すために、そして、ドクが死なない未来にするために奮闘して、、、。
というのが、あらすじ。
感想
最初にもお伝えした通り、私はこの映画が大好きです。
それは物語もそうですが、小さいころから見ていて、見ていて落ち着くところもあります。
そして、この作品はシリーズ作品です。3部構成となっており、パート1で出てきた表現がパート2・3と世代を超えて、何度もこすられるのがとても楽しい作品になっています。関西の方でないと、なじみがないかもしれませんが、新喜劇の様です(笑)。このお決まりの表現が大好きです!!!
あとは、曲が好きです。上にも載せましたが、Johnny B. Goodeという曲を劇中にマーティーが弾きます。これが、ものすごくかっこいい!!定期的に聞きたくなりますよね(笑)。
上にのせてるので、ぜひ聞いてみてください!
ネタバレする前に見たい方は、ぜひここまでで一回見ていただきたいです。
この作品を見るには?
この作品を見るには、現在、以下のサブスクリプションにて見ることができます。
こちらのサイトにわかりやすくまとまっているので参考にしてください。https://filmarks.com/movies/7420/vod
シリーズ
「バック・トュ・ザ・フューチャー」シリーズには、このほかにも「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」があります。
裏話・撮影秘話・豆知識
① デロリアン(DeLorean)
当時GM社のスポーツカーで1981年に発売された市販車「DeLorean DMC-12」を改造したものです。今でも当時のモデルは1000万を超えるものとなっています。当時は販売不振であり1982年には生産終了しており、あれから40年の時を経て、2代目デロリアン「DeLorean Alpha5」が2022年8月18日に発表されました。
車好きである私としても、バック・トゥ・ザ・フューチャーファンの私としても、発表があった時には興奮しましたね 笑。
② 1.21ジゴワット
正確にはジゴワット(jigowatts)という単位はありません。ギガワット(gigawatts)が正しい表現らしいです。当時、有識者に相談した際に相談相手がジゴワットと訛って発音していたのを聞き、発音の通りに綴ってしまったことが原因らしいです。
ただのミスと思うと面白いですよね(笑)。
③ 最初は主人公が違った?
初めにマーティ役にオファーがあったのは、エリック・ストルツ(Eric Stoltz)でした。しかし、撮影が進んでいくうちに監督のロバート・ゼメキス(Robert Zemeckis)と製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)は、彼の演技に納得がいかなくなり、マイケル・J・フォックスに再オファーしたとされています。
このネタは「THE FLASH(2023年)」でも使われています!!
こういうところが、映画の楽しみ方の一つですよね(笑)
また、あのジョニーデップもマーティー役のオーディションに応募していたらしいです。
④ エンディング
エンディングのクリフハンガーは、当初は続編を意図して作られたものではなく、ただ単にエンターテインメント性を高めるために作られたものだったそうです。
※クリフハンガー:物語の終わりに登場人物や視聴者を引っ張り、物語が続くことを示唆する手法のことです。映画やドラマなどのフィクション作品でよく用いられます。
続編製作決定にはいくつか理由があるそうで、まず、パート1の大ヒットによる興行収入です。パート1は、全世界で3億5,100万ドル以上の興行収入を上げ、当時の最高興行収入記録を樹立するなど、大成功を収めました。この結果、続編の製作が決定されたと言われています。そこで、パート1のクリフハンガーが功を奏し、パート2である未来編が作成されたらしいです。
作品全容(ネタバレ)
1955年にタイムスリップしたマーティはまだ若い頃のドクと再会し、助けを求めます。タイムスリップ理論をひらめいたばかりのドクはマーティーにタイムスリップに1.21ジゴワットの電力が必要であることをげられ、そんな電力は雷を捉えないと手に入れられないとして絶望します。いつどこに落ちるかもわからない雷を捉えるなんて不可能だと嘆いたところ、マーティーは裁判所の時計台に雷が落ちた時のチラシを現代から持ってきたことを思い出します。そこには来週の土曜日午後10時4分に雷が落ちることが記されており、これを利用してタイムスリップする計画を立てます。
一方、父親になるジョージが母親になるロレインの着替えを覗いており、ジョージがロレインの父に車で轢かれそうになるところを身代わりになって救います。本当はジョージが車に轢かれロレインが看病をし、二人が出会うはずでした。マーティーが身代わりになったことでロレインはマーティーに恋をしてしまいます。両親の出会いを妨害してしまったことで、未来が変わってしまい自分自身の存在そのものが消え始めてしまいました。
ジョージは気弱で、ビフ・タネンにいじめられています。ビフはロレインを非常に気に入っており、いつもちょっかいをかけては気を引こうとします。マーティーは両親の仲を引き寄せるために計画を立てては実行しますが、なかなかジョージが乗り気にならずうまくいきません。両親は「魅惑の深海パーティー」というダンスパーティーでキスをすることで付き合ったことは両親の昔話で何度も聞かされていました。「魅惑の深海パーティー」でのキスを実現するため、マーティーは悪役を買って出て、車の中でロレインに襲いかかるところをジョージに助けさせる計画を立てます。しかし、その前にビフが車にきてしまい、マーティーは手下に連れていかれ、車にはロレインとビフが取り残されます。そこにジョージが登場。ビフがいるとも知らず、ロレインに襲い掛かっているところを引きずり出して、ビフに対して怖気づいてしまいます。しかし、助けを求めるロレインを見て、ビフに怒りの一発をくらわし、ビフはノックダウン。それを見たロレインはジョージと恋に落ちます。マーティーは未来を戻すため、ジョージとロレインとの恋愛を仲立ちし、父親を勇気づけることで、彼らの出会いを成功させることに成功したわけです。消えかかった自分の存在は両親のキスをきっかけに元に戻ります。
また、マーティーにはもう一つ達成したいことがありました。未来で殺されるドクを殺される前に救うことです。過去のドクは未来を変えてしまうことの恐ろしさを理解しており、何度もマーティーはドクに未来で殺されることを伝えようとしますが聞いてもらえません。そこでタイムスリップする直前に未来でどのように殺されるかを記した手紙をドクにその時になったら開けるように書いてポケットに忍ばせますが、手紙がばれて破り捨て去られてしまいます。そのため、ドクが殺される前に戻ることで、殺される前にドクに知らせようとします。
ついに、タイムスリップの時間が来てしまいました。雷のタイミングに合わせてスピードに乗り、見事、ドクが殺される前にタイムスリップすることに成功しました。慌てて、ドクを助けに行こうとしますが、あいにくドクは目の前でテロリストに殺されてしまいます。悲しむマーティーの前でよみがえるドク。そう、ドクは破り捨てた手紙をつなぎ合わせて、防弾チョッキを着ていたのです。これでドクは殺されずに済みました。そのまま、ドクは未来旅行に出かけます。
物語はまだ終わりません。過去に戻って、多少なりとも過去に影響を与えていたため、やはり帰ってきた現代は元のものとは異なりました。地味だった兄弟はイケイケになっており、気弱であったジョージもイケイケに。ビフとの立場も逆転していました。
そして、マーティーの彼女のジェニファーといるとこに、未来から帰ってきたドクが現れます。デロリアンはさらに改良がくわえられ、空中走行が可能に、燃料もエコ燃料として生ごみなどから燃料を生み出す当時でも近未来的な使用になっていました。ドクからマーティーとジェニファーの間にできた子供が大変のことを起こし、家族崩壊の危機に立たされることを聞かされ、未来に行くことを提案され、2人も未来へ向かいます。
ここで、パート1は終了し、続きはパート2へ、、、
最後に、医師の目線で
〇 母,ロレインはアルコール依存?
母親のロレインはアルコール依存症とされています。
1955年に遡る前の現代では、マクフライ家の家庭内でのシーンで、ロレインは中太り体型で酒を手放すことなく飲みながら歩き回りウォッカを飲み干してはすぐにお代わりしています。1955年の高校生時代のロレインも未成年ながら酒・たばこを当たり前と言って嗜んでおり、マーティーに叱られています。
これだけでアルコール依存症と決めつけることはできませんが、未来が変わる前の家庭を悪い印象にすることで未来が変わった後のイケイケのマクレイン家をよりキラキラとしたものにする意図があったのではないかと考えられます。
〇 ナイチンゲール症候群
作中ではナイチンゲール症候群というワードが出てきます。
これは、看護者が患者のケアを通して、患者に恋愛感情抱いてしまう状況を指し、作中ではロレインが車に轢かれたマーティーを看病し、恋に落ちている状況に一致します。症候群といわれることから、正式な疾患名に聞こえてしまいますが、正確にはナイチンゲール効果と呼ばれるもので医学用語として用いられるものではありません。
〇 マイケル・J・フォックスの病気
現実世界の話としては、マーティー役のマイケル・J・フォックスは1991年にパーキンソン病と診断されます。91年というと、29歳であり、彼にとってはキャリア絶頂期です。
この病気は、神経細胞の変性に伴う疾患であり、主に歩行困難や身体の震え、筋肉のこわばりなどが起こる難病です。当初は自分の病気を公表しない方針でしたが、1998年に公表して以降は、病気との闘いを公表し、パーキンソン病の認知度向上にも貢献しています。
具体的な活動としては、パーキンソン病の治療や研究を支援するためにマイケル・J・フォックス財団を設立しています。また、自身も病気との闘いを続けながら、俳優業を継続され、病気の啓蒙活動をされています。今後も彼の活躍を応援しつつも、無理はされないように体には気を使っていただきたいところですね。
リンクを貼っておくので、財団に興味がある方は覗いてみてください。
https://www.michaeljfox.org/
プロフィール
はじめまして!Cine-surgeonです!!
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